切れど切れぬ因縁の糸

夏休み後半戦の記事も書かないまま半年以上経過してしまったが残しておきたいことがあるので先に違う記事を更新しておきたいと思う。

新型コロナウイルスが流行らなければ本当だったら
4月26日から今日4月29日まで福岡にいて
義経冥界歌の大千龝楽を見届けるはずだった。

平成版偽義経を金沢、松本で観劇してから
どうしても福岡での令和版偽義経を見届けたいという
思いが強くなりどうにかこうにか調整して
チケット争奪戦も無事に乗り越えあとは福岡に行くだけだった。

でもまさかのパンデミックによる公演の中止。
正直1年近く楽しみにしてきたので、公演中止の報せ
をみた日はそのあとの仕事は手につかなかった。

昨年末から不穏だけどなんだかんだ4月には落ち着いているだろう
と楽観的に考えていたがまさかこんなことになるとは。

結局東京の千龝楽観劇が最後になった。
博多座で玄九郎の最期を見届けたかった。
博多座で静歌の歌声を聞きたかった。
博多座で地獄の軍団に会いたかった。
博多座で政子さんおかめちゃん、黄泉津の方くくりに会いたかった。
書けば書くほど観たかったという思いは募るけれど
今はどうしようないので次またあることを祈って
(その前にゲキシネか円盤販売されるかな?)
次があるときは見に行けるよう今を生きるばかり。

福岡での偽義経だけでなく、手持ちのチケットでは
3月以降公演中止の知らせが相次ぎ観られなかった公演はたくさんある。返金により無駄に財布が潤っている。

今回の旅行は母を連れ立ってのものだったから余計に悲しい。次いつ今回のような計画ができるかもわからないこのご時世、楽しみなんて無いに等しい世界で生きていくのは辛いから早く収束することを祈るばかりである。

だから私は#stayhomeでGWを乗り切る。
いつか平和になりエンターテイメントが
当たり前のように行われている世界に生きる私が
そんなこともあったね、なんて言える世界でありますように。